『あの子はオムツが外れたのにうちの子はまだ外れない』
『他の子は保育園の先生に挨拶しているのにうちの子は挨拶しない』
自分の子供の足りない所に目がいくのは親なら仕方ない事です。
できる事が増えれば親の不安は小さくなるし、この子なら人生をうまく生きて行ってくれると安心もできるもの。
でもね、子供にはそれぞれ個性があるし、苦手な事や得意な事もあるのだから、本来は比べて落ち込む事なんてないんですよ。
比べる事でネガティブな感情を抱くと親も子供もしんどいもの。
それに今はできないことでも時間が解決してくれる事だってあります。
この記事では、あなたが他の子と我が子を比べてネガティブな感情を抱かないようにする為の考え方を伝えていきたいと思います。
ポジティブに比べる
他の子はオムツ外れが早かったけど、あなたの子供は字を書いたり、読む事が早かった。
他の子は字を書いたり、読む事が早かったけど、あなたの子供はめちゃくちゃ足が早くて、明るくて積極的な性格だから保育園ではいつも目立つ存在。
他の子と比べて足りない所があったとしても、あなたの子供ができて、他の子ができない事があるのではないでしょうか?
あなたは他の子が羨ましいと感じる事もあるかもしれませんが、他の子の親からしたらあなたの子供が羨ましいと感じる事もあるんですよ。
比べる事は決して悪い事じゃなくて、悪いのはそこにネガティブな感情を付け加える事なんです。
どうしても他の子と比べてしまう時も『なんでうちの子はできないんだろう…』って落ち込むのではなく、『どうすれば、あんな風になれるのかな?』と考えて、できる事をしていけばいい。
そして、やれるだけの事をやってもダメなら諦めることも大切です。
執着してしまうと親も子供も苦しくなります。
他の子と比較してあーだこーだ子供に言うのはご法度ですが、子供が良くなるように考えていく事ができれば、比較もポジティブなものに変えれますよね。
それに、比較する事で発達の遅れに気付く事もあります。
発達の遅れに対して適切な対応ができる事は子供にとっても親にとっても良いことなのではないかなと私は思うんです。
何故なら、その子に合った環境を選ぶ事ができるし、親側も色んなサポートを受ける事ができますよね。
思いやりや優しさがちょっと足りなくて、相手を傷つけたり意地悪をしてしまうような子供も中にはいますが、他者と比較する事で気づく事もあります。
そこに気づいて変わっていけるように働きかけることで、友達との大きなトラブルも防げるかもしれませんよね。
良いところを伸ばす、大切にする
私が幼い頃、運動神経の良い子は体を動かすのが好きで、絵を描くのが上手な子は絵を描くのが好きでした。
性格が明るくて面白い子の周りには人が集まっていて、本を読むのが好きな子は勉強も好きな子が多かった気がします。
好きだから上達するのか、できるから好きになるのか、どちらかはよくわかりませんが、好きな事やできる事は子供の良いところでもあります。
子供は好きな事ができて、達成できる事が増えれば自信に繋がるし、親も子供が幸せそうなら幸せなものです。
子供の良いところを伸ばして大切にしていく方が、親にとっても子供にとっても幸せな事ではないのかなと思います。
時間が解決してくれることもある
私の娘は保育園でパンツで過ごす事はできても、トイレでおしっこをするという事が中々できませんでした。
当時は短時間保育だったので、保育園ではトイレを我慢してお家に帰ったらオムツでおしっこをするような感じ。
周りはトイレトレーニングが上手くいってるように見えるので、何でうちの子は…と落ち込んだ事もありました。
保育園の先生に勧められて、発達の相談にも行った事があります。
その時に言われたのが『こだわりが強く頑固で、自分のこだわりから少しでも外れると大泣きする。だからいきなり大きく変えようとするのではなく、少しずつ変えていく事が大切』というアドバイス。
そのアドバイス通りに過ごしていたら、ある日ですよ、突然トイレでおしっこをすると言い出したのです。
しかも、買物中にスーパーのトイレで(笑)
それからはトイレでおしっこはできるようになりましたが、元々やろうと思えばできる事なんだろうなと薄々感じていた私。
その時にはこの子にはこの子のペースがあるのだなと悟りました。
今年から年長さんですが、未だにうんちだけはオムツでしているような状態です。
恐らくうんちもトイレでしようと思えばできるけど、まだまだ甘えていたいんだろうなと思って、この子が自分からトイレですると言い出すまで、できる事をして待っている状態です。
今はできない事でも諦めずに子供を信じて、親もできる事をしていく。
そうして’時間が解決してくれる事もあります。
焦らず、じっくり子供と向き合っていきましょう。
まとめ
他の子供と比べる事が悪いのではなく、そこにネガティブな感情を付け加えると、焦りや不安を感じて、どんどん苦しくなります。
比較をポジティブなものに変えて、他の子には無くて自分の子供にあるものに目を向ける。
自分の子供ができない事を目の当たりにしても、『何でうちの子は…』と落ち込むのではなく、『どうすればあんな風になれるのかな?』と考えて、できる事をしていく。
足りない所ばかりみるのではなく、良い所に目を向ける事で子供の好きな事やできる事がわかり、そこを伸ばしていく事で自信をつけさせてあげる事もできます。
何かを変えていくにしても、焦らずじっくりと子供に向き合う事が大切で、子供には子供のペースがある事もわかってあげて下さい。
子供が幸せなら親も幸せだし、親が幸せだと子供も嬉しいものです。
考え方ひとつでそれを実現する事ができますよ。