心配性も不安になりやすい事も悪い事ではありませんが、不安をうまく扱えない人は時間と心を消費し、行動ができなくなるという問題を抱えます。
自分の中から出てくる不安をうまくコントロールする事ができれば、生きるのも楽になるし、問題よりも解決方法に意識を向ける事ができます。
まだ起こってもいない未来に不安になりネガティブ感情に飲み込まれない為の考え方や、不安をうまくコントロールする為のやり方をお話します。
心配事の95%は起こらない
私は心配ごとの9割は起こらないという言葉を8年前ぐらいに知りました。
確か、どこかのお寺のお坊さんの言葉で、当時は不安になるたびにこの言葉を唱えて心を落ち着けていた事を思い出します。
海外の大学の研究では心配事の8割が起こらず、残りの2割の内16%の出来事に対しては事前に準備をする事で対処する事ができ、5%が心配して実際に起こる出来事だそうです。
なので、あなたが心配している出来事が起こる確率は5%。
その5%を引いてしまう可能性はありますが、私は心配事の95%は起こらない事に希望を感じるので、この言葉を唱えると心が楽になるんですよ。
何度も唱えてますけど(笑)
多くの人は起こってもいない問題に対して悩み、物事を悲観的に捉える人ほど、問題解決に向かって動こうとしない傾向があります。
何故なら何をしてもダメだという思い込みがあるから。
問題解決に意識を向ける
問題にフォーカスするか、解決にフォーカスするかで人の行動は変わります。
問題にばかり意識を向けると、悲観的に考えたり、他責思考になりがちです。
『あいつのせいでこうなった』
『何で自分ばっかりこんな目に合うんだ』
『私は頑張ってるのに』
そういったネガティブな思いに支配されると、不安にも支配されます。
更に、その事について考えれば考えるほど問題だけが大きくなっていくので、悲観的にネガティブに考え過ぎてしまう人の中には体調を崩す人も出てきます。
大切なのは問題に対してどう対処するか?という、行動をベースに考える事です。
問題だけにフォーカスしても結果はついてこないけど、解決にフォーカスすれば結果は後からついてきます。
それが良い結果にしろ悪い結果にしろ、そこには学びがあるはず。
そして、解決方法を探しながら行動する事で、不安に支配されずコントロールする事ができるようになります。
やらない後悔の方が強く残る
やった後悔よりもやらない後悔のほうが強く残る人が多いそうです。
私が思うに、やらない後悔が強く残る理由は、そこに学びや成長がなく、ただ挑戦できなかった過去の自分だけが残るからでしょう。
勇気を出して挑戦して失敗しても、そこから学ぶ事があれば人は成長できますし、行動できない人が多い中で、行動できただけでもすごい事です。
何でもかんでも無鉄砲にやりたい事をやれば良いとは思いませんが、興味関心がある事、楽しそうな事など、心からやってみたいと思う事には一歩踏み出した方がいいのではないでしょうか。
その為にも不安をうまくコントロールする必要がありますよね。
終わりの言葉
私も不安になりやすいし、心配性だし、物事を悲観的に捉える癖もあるな~と自覚していますが、それは私の性格というか特徴の1つで、個性とも言えるんですよね。
でも、訓練次第でそんな自分をうまくコントロールして楽に生きる事ができるようになったり、望む人生を手にできる自分にもなれると私は信じています。
一朝一夕に変わる事はできませんが、スポーツ選手が毎日練習するように、メンタルの部分も訓練することで、少しずつ変えていく。
なので、何歳からでも人は変わることができるんですよ。
本人に変わる気があって、正しい知識さえ身につけていれば大丈夫です。