借金の理由第一位は生活費だそうです。
私も生活費の補填から借金が始まったので、私のような人は多いんだなと思いました。
生活費が足りなくなる理由は収入よりも支出の方が多いからですが、収入自体が少ない人もいれば
収入は十分あるのに支出が多いせいでお金が足りなくなるパターンもあります。
私は後者のパターンなのですが、色んな節約法や家計管理のやり方はネット上にもゴロゴロ転がっており、試してきましたがとにかく続かない。
同じやり方でも上手くいく人がいるのに、私がうまくいかない原因は何なのか?
それを考えた時に【価値観】を変えていかないといけないなと感じました。
お金の使い方にはその人の【価値観】が出ます。
お金の使い方の【価値観】
例えば、見栄っ張りな人や他者からチヤホヤされたい人はブランド物や高級車を持ちたがる人が多いし、それを人に対して自慢する人もいますよね。
ブランド物や高級車が本当に好きで持っている人もいるし、高級な物を持つ資格がある自分というセルフイメージの上昇にも繋がります。
なので、必ずしも見栄っ張りな人やチヤホヤされたい人だけが高級なものを持つわけではないですが、何にお金を使うかで、その人が何が好きで何に価値を感じ、どういう性格の人なのか見えてくる事があります。
ストレスを解消する為にたくさんのお金を使ったり、ギャンブルなどの快楽の為にお金を使う人は計画性がなく、目先の快楽や自分の欲求に流されやすい傾向があります。
何をやっても家計管理が上手くいかない人は、この価値観の部分にメスを入れて根本から変えていかないと、恐らく変われません。
私は借金で危機感を感じてフルタイムに転職したのに、収入は増えて本来は黒字になるはずの家計が赤字のままなのを見てそう感じました。
予算を組む事はお金を奪う事
節約の為に予算を組む方も多いと思いますが、その予算を守れる人ってどれだけいるんでしょうか?
ちなみに私は予算が守れない人です。
予算を組んだのに守れないと落ち込むんですが、予算内で上手くやりくりしようと思うととても苦しい。
それは何故なのかな?って考えた時にお金を奪われているような感覚がもしかしたらあるのかもしれません。
実際は自分で決めた事なんですが、お金に余裕があれば節約なんてしたくないのが本音です。
そうなると、本来なら使えるはずのお金が使えない事に無意識の内に苦しさを感じているのかもしれませんね。
お金は使い方と残し方の方が大事
例えば100万の収入があっても、それ以上に支出が多ければマイナスになります。
マイナスになれば借金をするか、あるいは手元にお金が一切残らない状態になるか。
お金をたくさん使う事に慣れてしまうと生活レベルが上がっていきますが、この生活レベルは下げるのが大変だそうです。
つまり、お金の使い方と残し方が下手くそな人は死ぬまで働き続けないといけない人生が待っており、更にもっともっと稼がなければ豊かになれないという思考に陥ります。
不労所得を得ている人は別として、お金が稼げてる内はいいですが、稼げなくなった途端に一気に転落するし、お金の為に常に労働ばかりしないといけない人生になる。
そんなお金の奴隷みたいな人生で本当に良いのか自分と向き合ってみましょう。
贅沢してない=満足してないから
うちの夫に収入があがったのに全然お金が残らない、むしろ赤字でやばいと言った時に言われたのが【そんなに贅沢してないのになー】という言葉です。
毎月タバコ代に15000円
毎週のように外食して月に15000円
ゲーセンでお金使って15000円
お菓子を好きな時に好きなだけ買う
さあ、果たしてこれは贅沢ではないのでしょうか?
私は贅沢だと思います。
私の子供の頃は外食なんて月1だし、タバコなんて体に悪いだけだし、ゲーセンで取った景品なんてそこら辺にころがってて、本当にお気に入りのものは数少ないです。
贅沢の基準は人それぞれだと言う事がこの事例からもわかると思いますが、贅沢してないと感じるのはお金の使い方に満足してない心理が根本にはあると思います。
例えば、月に15000円も外食費があれば月に2回は焼肉に行けます。
月に2回も焼き肉なんて、それはさすがに夫も贅沢だと思うわけですが、そこには満足感と特別感があるわけです。
これが毎週そこら辺のお値段休めのお店で食べていると、同じ金額を使ったとしても満足感や特別感が薄れます。
ただ、同じお値段安めのお店でも月に一回しか行けないとなると、本当に食べたい物をよく考えて食べるので、満足感や特別感を感じる事ができると思うのです。
特にタバコのように小さな出費をコツコツと繰り返すお金の使い方は、贅沢していないと錯覚するので、いっその事カートンで買ってみる方が贅沢感は出るかもしれませんね。
それが価値のあるお金の使い方に繋がると思うし、贅沢の基準も変わってきます。
お金をたくさん使っているにもかかわらず、贅沢してないという言葉が出てこなくなるような、そんなお金の使い方ができるようにならなければいけないなと思っています。
節約は無駄遣いを減らす為の方法
予算を組む事も、お金の使い方と残し方が上手くなる為の方法も、家計管理ができるように自分の価値観にメスを入れるのも、全ては無駄遣いを減らす為の方法です。
あなたが本当に価値のあるものにお金を使えるように、あなたにとって本当に価値のあるものは何なのかわかるように、お金を残して自由に生きていけるようになる事が目的です。
この世の中にはあなたにお金を使わせるように仕向ける仕掛けがそこらへんに転がっています。
仕事終わりの疲れた時に甘いものが食べたい!
そう思った時にファミレスの外に美味しそうなパフェののぼりを目にしたら食べたくなるでしょう?(私はなります)
まとめ
お金の使い方にはその人の価値観が現れ、価値観にメスを入れる事で家計管理が上手くできるようになる可能性があります。
節約は自分の使えるお金を制限する事なので、人によってはそれがストレスになって家計管理ができないかもしれません。
しかし、それは節約=お金を奪われることという価値観が無意識にあるからそうなるので、節約=無駄遣いを減らす為の方法と考え方を改めましょう。
お金は稼ぐ事よりも使い方と残し方が大事で、ここが上手くいけばお金の奴隷から解放される日がくるのは目に見えています。
そして、自分にとって本当に価値のあるものにお金を使った時、人は満足感を得る事ができます。
何をやっても家計管理が上手くいかない人はぜひ試してみて下さい。