私は過去に2つのホテルで客室清掃員として働いていました。
1つ目は格式あるホテル、2つ目はビジネスホテルです。
肉体労働なので夏は当然暑くてしんどいのですが、それでも室内での作業なので外で働くよりは体力的に楽です。
夏場のホテル客室清掃の体験談や水分補給時の注意点についてお話していきます。
水分の摂り方に注意!
暑くて喉がよく乾くからと冷水をがぶがぶと一気飲みすると胃腸がダメージを受けて、体調を崩してしまいます。
私は格式あるホテル時代には胃腸炎のような症状になり、トイレが友達ってぐらいにお腹の調子をよく崩していました。
ビジネスホテル時代にもやはり夏場に胃腸の調子が悪くなり、何だか気持ち悪いな~と思う事がよくありました。
格式あるホテル時代はまだまだガラケーの時代、10代で若かったし病院にも行かず、原因も調べず治るまで体を休めてましたが、今の時代はスマホで気軽にネット検索できる。
昔も夏場は胃腸の調子悪かったな~と調べてみたら、冷たい水の一気飲みやがぶ飲みは胃腸の調子が悪くなる原因となる事を知りました。
対策は2つ。
- 冷水を飲む時はゆっくり飲む
- こまめに水分補給をする
- できれば常温がベスト
とは言っても、冷たいお水は体への吸収率が高いので、暑い時はすぐに渇きが潤うわけです。
なので、私は冷水をゆっくり飲む事やこまめに飲む事を意識して水分補給をしていました。
客室の廊下のエアコンは消えている
格式あるホテルで働いていた時は客室の廊下のエアコンは清掃中でも点いていましたが、ビジネスホテルで働いていた時はチェックアウトの時間帯になるとエアコンは消され、清掃が終わればエアコンが点くような状態でした。
嫌がらせか?と一瞬思うかもしれませんが、ビジネスホテルの場合は清掃時に非常階段の出入り口2か所を開けたまま清掃していたんですね。
格式あるホテルではそういった状態で清掃はしていませんでした。
左右の出入り口を開けた状態でエアコンを点けても、廊下の温度は下がりにくいし、光熱費がもったいない。
なのでチェックアウトの時間帯=客室清掃が始まるタイミングでエアコンが消えるわけです。
直接理由を確認したわけではないですが、清掃が終われば左右の出入り口も閉めるので、エアコンを点ければ廊下の温度も下げる事ができますよね。
エアコン自体を点けてはいけないと言われたら嫌がらせかと思いますが、客室内のエアコン点けても良かった。
正直、エアコン無しで作業なんてしてしまえば、熱中症のリスクが高くなり、ホテル側にとっても困る話なので、今の時代エアコン無しで作業をさせるようなホテルはヤバイと思っています。
夏は首巻きタオルが必須
ビジネスホテルの場合は廊下にエアコンが点いてないので、汗拭き用のタオルは絶対必須でした。
ハンドタオルではなく首に巻けて、邪魔にならない程度の厚さのフェイスタオルがオススメです。
私は100均のタオルを使ってました。
タオルがないと汗が邪魔過ぎて仕事になりません(笑)
汗も拭かずにベッドを組めばシーツにも汗が垂れますしね。
ただ、汗をかきやすい人とそうでない人がいるので、みんながみんなタオルを首に巻いているわけではないんですよね。
客室清掃の制服は速乾性に優れていたので、服で拭いて事足りる人も居たし、自分が汗っかきの自覚がある人は首巻きタオルが良いですよ!
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水分補給に活躍するのはホテルの自販機!
家から多めに水分を持ってきても、残念ながらそれでは足りない事もよくありました。
そんな時に助かるのがホテルの自販機です。
格式あるホテルの場合は食堂があったので、自販機の値段も少し安めで良かったですが、ビジネスホテルの場合はお客さんが使う自販機で購入するので値段は高めですが、飲み物を購入する方は多かったです。
私は普段、炭酸飲料は飲みませんが夏場に客室清掃で働いていた時だけはめっちゃ飲んでました!
疲れて甘いものが欲しくなるし、炭酸でリフレッシュできるからなんだろうな~と思います。
ビジネスホテルの時は朝食会場があって、夏場はそこで働くおばちゃんが好意で麦茶をポットに入れて用意をしてくれていた事がよくあって、あれは本当にありがたかったですね。
終わりの言葉
客室清掃のお仕事はきついお仕事ですが、夏場はそのきつさが更に倍増します。
自分なりの暑さ対策を見つけていく事は大切ですが、働くホテルの環境によって働きやすさも変わってきますし、私は体調を崩しやすい時期でもあったなと振り返ってみて思います。
熱中症に気を付けながら働いていきましょうね。